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気軽に室内でミニ家庭菜園!海外で話題のマイクログリーンの育て方と魅力

今欧米を中心に人気を集めている「マイクログリーン」をご存じですか?

マイクログリーンは、料理に彩りを加えてくれるだけでなく、栄養価が高いことでも注目を集めている魅力的な野菜の子どもなんです。

家庭菜園に挑戦してみたいけどスペースがない。
おうち時間で何か新しいことを始めてみたい。

と考えている方へおすすめしたいのが、自宅でのマイクログリーン栽培。

実はマイクログリーンは栽培がとても簡単!栽培期間が種まきから約1週間と短く、室内でも育てられるので、家庭菜園がはじめての方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

この記事では、マイクログリーンの魅力と共に、その種類や育て方といった基本的な情報をご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • マイクログリーンの基礎知識
  • マイクログリーンの魅力
  • 栽培に必要なモノと育て方
もくじ

マイクログリーンとは?

マイクログリーン(Microgreen)とは、高さ約5〜7cmの発芽して1~3週間くらいの若い野菜のこと。いわゆる野菜の子どもにあたります。

野菜やハーブを成長の初期段階で収穫したのがマイクログリーンで、成熟した野菜よりも栄養価が高いとも言われています。

料理の付け合せや飾り付けや味付け、サラダ、スムージーに混ぜたりなど、いろいろな食べ方を楽しむことができます。その上、簡単に栽培することができるということもあり、マイクログリーンは今欧米で人気を集めています。

マイクログリーンと似ているものに、スプラウトやベイビーグリーン(呼称:ベビーリーフ)がありますが、それぞれ栽培方法や栽培期間に違いがあります。

呼称栽培期間
Sproutsスプラウト発芽後数日もやし、アルファルファ
Microgeensマイクログリーン1~3週間かいわれ大根、ブロッコリースプラウト
Babygreensベイビーグリーン4週間以上サニーレタス、小松菜、ほうれん草

スプラウトは生育サイクルが約2〜7日と短いのに対し、マイクログリーンは発芽から約7〜21日、ベイビーグリーンは発芽から約20~30日後に収穫するのが一般的です。

  • スプラウト:発芽した芽と茎を収穫(発芽野菜)
  • マイクログリーン:本葉を一部成長させた状態で収穫
  • ベビーリーフ:本葉がそれなりに大きくなった状態で収穫(幼葉野菜)
  • 野菜:十分に成長した状態で収穫

スプラウトは「水のみ」で栽培するのが基本ですが、マイクログリーンは「土」または「土に相当する培地」を使うことが多いです。

マイクログリーンの種類

マイクログリーンは、さまざまな種類の種子から栽培することができますが、主に次の6つの植物科の種子を使ったものが多いようです。

アブラナ科:カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、クレソン、大根、ルッコラなど

キク科: レタス、エンダイブ、チコリーなど

セリ科:にんじん、セロリ、フェンネル、ディルなど

ヒガンバナ科:ニンニク、玉ねぎ、ニラなど

ヒユ科:ほうれん草、キヌア、スイスチャードなど

ウリ科:メロン、きゅうり、かぼちゃなど

この他にも、小松菜、チンゲンサイ、ハーブ類などのマイクログリーン専用の種が出回っているのもよく見かけます。米、小麦、トウモロコシ、大麦などの穀類や、ひよこ豆などの豆類もマイクログリーンとして育てられることがあるようです。

マイクログリーンの魅力3つ

マイクログリーンは、その彩りや風味を広く楽めるだけでなく、栄養価が高いことや、育てやすいといった魅力があります。

料理のアクセントになる

マイクログリーンは種類が豊富なので、さまざまな彩りや香り、風味を広く楽しむことができます。サラダに入れたり、魚や肉料理の上に乗せたり、お皿全体に散らしておしゃれに盛りつけてみたり。あらゆるシーンで活躍してくれます。

普段の料理にマイクログリーンを少し加えるだけで、見た目も華やかになるのは嬉しいですよね。

栄養価が高い

もちろん野菜の種類によって栄養素は異なりますが、マイクログリーンは基本的に凝縮された栄養成分を持っているとされています。

25品種のマイクログリーンの栄養価を調査した研究では、成育した葉物野菜よりも、マイクログリーンの方が高い栄養密度を持っていることが明らかになっています。心臓病や糖尿病、アルツハイマー型認知症、特定のガンのリスクを軽減する可能性もあるのだとか。

自宅で簡単に栽培できる

スペースをとらずに、室内で簡単に栽培できることもマイクログリーンの魅力の一つ。キッチンの窓辺などに置いて育てることができるので、庭やベランダがなくても手軽に栽培を始めることができます。種まきから数週間ですぐに収穫できるのも嬉しいですよね。

野菜を自分で育てることで、食べることとはまた別の楽しさを感じることができるかと思います。栽培期間が1~3週間だから、子どもの夏休みの自由研究にもぴったり!

マイクログリーンの育て方

基本的に種さえあれば、自宅にあるもので簡単に栽培を始めることができるマイクログリーン。ここでは、栽培するのに必要なモノと基本的な育て方をみていきます。

必要なモノ

マイクログリーン専用の種、もしくはスプラウト用の種を用意します。

浅い容器

マイクログリーン専用の容器もありますが、トレイやガラスの瓶などで代用してもOK。

綿100%の化粧用コットンなどで代用することもできます。

容器を覆うカバー

最初の数日は容器にカバーをかける必要があるので、光を遮ることのできるタオルやダンボール箱などが必要です。

霧吹き

霧吹きがあると水やりに便利です。

基本的な栽培方法【5つのステップ】

種子によって多少の違いはありますが、ここではマイクログリーンの基本的な育成サイクルの流れを紹介します。

STEP
下準備

種まきの前に種子を洗い、半日か一晩くらい、水に浸水しておきます。栽培キットは煮沸消毒をするなどして清潔にしてから栽培を始めます。

STEP
種まき

容器に土、もしくはコットンを敷き、重なりあわないように種をまいていきましょう。最後に、土がしっかり湿るよう霧吹きして、土を上から軽く被せます。コットンを使う場合は、下に水が溜まらない程度に霧吹きするのがポイント!

STEP
発芽

容器の上からカバーを被せるなどして、3~5日ほど直接日の当たらない、暗い場所に置いておきます。全ての芽が出るまでの間、1日2~3回霧吹きを使って、土を湿らせます。

STEP
成長

発芽後、数日待って、全ての芽が出てきたら容器を明るい場所へ移動させましょう。直射日光は避けて、カーテンごしに日が当たる場所に置いておくのがベスト。1日数回の霧吹きを続けます。

STEP
収穫

5~7㎝ほど芽が伸びたらいよいよ収穫です。種子によって変わってきますが、マイクログリーンは発芽から約7〜21日が収穫適時とされています★

まとめ

この記事では、マイクログリーンの種類や育て方といった基本的な情報と、その魅力をご紹介しました。

毎日の食卓をおしゃれ&ヘルシーにしてくれるマイクログリーン。

マイクログリーンは、料理のアクセントになるだけでなく、栄養価が高く、自宅で簡単に栽培できるといった魅力たっぷりの野菜です。

種さえあれば自宅で手軽に栽培が始められるので、興味がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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