近年アメリカでは、旅行先で個人から簡単に安く車を借りることができるカーシェアリングのアプリ「Turo」が人気を集めています。
「Turo」って実際どう?
興味はあるけど少し不安‥
と気になっている方へ!
この記事では、Turoの基本的な使い方と私が実際に車を借りてみて感じたメリット・デメリットなどをご紹介します。
- Turoの基本情報と使い方
- ラスベガスで実際にTuroで車を借りてみた感想
カーシェアリング「Turo」とは?
2009年に設立し米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くTuro。
Turoは、車の貸し手と借り手を繋ぐカーシェアリングのプラットフォームで、Airbnb for cars(車のエアビーアンドビー)としても知られています。
2022年10月現在、Turoは 7500以上の都市で使用でき、1300種類以上の車がリスティングされています。
TUROの使い方と予約から返却までの流れ
先に、簡単にTuroで借りたい車を予約してから、現地での車の引き渡しの流れをまとめてみました。
登録から予約までの流れ
Turoへの登録自体はとても簡単!
アプリをダウンロードしたら、まずメールアドレスまたはFacebook・Googleのアカウントを使ってTUROアカウントを作成します。その後、自分のプロフィール写真をアップロードして、電話番号、運転手免許証情報、支払い情報などを入力すれば登録完了。
あとは、自分の日程や予算にあった車を決めて予約の手続きをするだけです。
ホストによって、借りる際のルールが違うので、見比べて自分の条件にあったホストから車を借りましょう。
空港までの配車サービス、チャイルドシートや清掃の等の「追加オプション(Extras)」を提供しているホストもいます。
※「可能走行距離(miles included)」が指定されている場合は要注意!指定の距離を超えると1mileごとに追加料金が発生してしまうことになります。今回私たちが借りた車は「600マイルまで」と定められていました。
ちなみに、Turoが提供している保険(Turo Shield Protection)に入ることもできます。
予約当日の車を借りるまでの流れ
予約の時間になるとTUROアプリ内に「CHECK IN」というボタンが現れるので、そこからチェックインします。
ルールチェック、車体チェック(4方向から車の写真を撮ってアップロード)、返却日時確認という簡単なステップです。
今回、私たちは空港でのピックアップで、次のような流れでした。
ホストに運転免許書を提示
⇓
アプリでチェックインを済ませる
⇓
鍵を受け取る
⇓
出発
ホストによってピックアップの流れや方法は違うようなので、事前に確認しておくのがおすすめです。
車を返却する際の流れ
返却時間になったらガソリンを満タンにして、ホストと約束してある場所へ車を返却します。
チェックインと同様にアプリ内からチェックアウトすることができます。
「何か故障や伝えるべきことはあるか?」などの質問の後に、チェックイン時と同様に4方向から車の写真を撮ってアップロードすると完了です。
ラスベガスで実際にTuroを利用してみた感想
今回 私は4人家族(夫婦 + 子ども2人)のラスベガス旅行でTuroを利用して、ミニバンを3日間借りてみました。1日目の朝に空港で車を借りて、3日目の夜に空港で車を返却しました。
Turoを利用するのは初めてでしたが、予約時のやり取りから車の返却まで全てスムーズにいき、私たちにとっては大満足の経験となりました。
メリット
- 車を借りてから返すまでの手続きがスムーズ
- 車の種類が豊富なので自分のニーズに合った車を探すことができる
- 通常のレンタカーに比べて比較的安く借りられる
- 予約しても利用開始の24時間前まではキャンセル無料
私が感じたTuroの大きなメリットは、現地で車を借りてから返すまでの手続きをアプリ上でスムーズに済ませることができることです。
通常のレンタカーだと、荷物を持ってシャトルに乗り、カウンターで手続きが必要です。Turoだと、事前に到着時間などを伝えておけば、ホストが時間に合わせて空港まで車を持ってきてくれ、手続きはアプリで済ませることができます。返却時も同じで、出発ターミナルの前でホストと待ち合わせることができるので、すごく楽なんです!
小さな子ども2人を連れての旅行だったこともあり、このTuroの便利さに感動でした。
更に、Turoには、SUV、コンパクトカー、スポーツカー、ミニバン、高級車など幅広いモデルの車がリスティングされています。そして、先に説明したように、ホストによって追加できるオプションもさまざまです。そのため、自分の予算や日程、用途に合わせた車を探すことができるというのも良い点だと思います。
もちろん借りる車によって値段のふり幅も大きいですが、Turoで貸し出されている車の値段は、レンタカー会社で借りるよりも比較的に安く設定されているのがほとんどです。今回私たちは、3日間Turoで車を借りて合計213ドルを支払いました。同じ期間に同じようなモデルの車をレンタカー会社で借りる場合、約320~420ドルくらいでした。
ちなみに、私たちは今回空港まで車を持ってきてもらう「Delivery」のオプションをつけたので25ドルを追加で支払いました。中には空港でのピックアップを無料で提供してるホストもいるので、車を借りる値段とDelivery費用も考慮して予約するのがおすすめです。
またTuroでは、万が一、予定が変わった場合でも、24時間前までなら無料キャンセルできるというのもすごくありがたいですね。
デメリット
- ホストによって対応の質に差がある
- レンタカー会社のようなサービスは期待できない
- ハイシーズン時期は車を借りることができない可能性もある
Turoは、貸し手と借り手の仲介の役割をしているだけなので、ホストによって対応の質に大きな差があります。今回私たちが選んだのは、レビューの星5つの評価の高いホストだったこともあり、全てがスムーズにいきました。でも、中には約束の時間を守らないホストなどもいて、引き渡しがスムーズにいかないこともあるようです。
返却時にホストが遅れて、飛行機の出発時間に間に合わなくなったりすると確かに迷惑かも‥
トラブルを事前に防ぐためにも、ホストのレビューをしっかり読むことをおすすめします!
Turoで車を借りる場合、もちろんレンタカー会社のようなサービスや対応は期待できません。例えば、Turoで借りた車の整備が行き届いておらず、車が故障してしまうなどのトラブルに巻き込まれたという口コミをみかけました。レンタカー会社のように車の整備が整っている保証がないのはマイナスポイントかと思います。
また、Turoで借りた車で事故を起こしてしまった場合、ホストと自分で連絡を取り合ったりなど、通常のレンタカーに比べて対応が複雑になってしまうことが多いようです。
Turoでは、借りる場所、時間帯、週末か平日かなどによって検索して出てくる車の種類や数が大きく変わります。レンタカー会社のように常に同じ車種が常備されているという訳ではありません。そのため、ハイシーズン時期には、自分の用途に合った車を借りられない可能性も高くなってしまいます。ちなみに、今回私たちも車を1日延長して借りたかったのですが、もうすでに次の予約が入っているということで、延長はできませんでした。
まとめ
この記事では、カーシェアリング「Turo」の基本情報や使い方、私が実際に利用してみて感じたメリット・デメリットなどを紹介しました。
Turoで車を借りるのは今回が初めてでしたが、その便利さにすっかり魅了されました。ぜひまた利用したいと思えるサービスです。
車を借りるためにレンタカー会社までシャトルバスで移動したり、受付で並ぶ必要がないので、お子様連れや荷物が多い方には特におすすめです。
次女
四児のママ|3人娘と息子
優れたマルチタスク能力で、在宅ワーク、家事、育児などを効率的にこなせるスキルを持っています。